「クルマに観る未来」-活動レポート・識者からのメッセージ-

自動車技術
2020.04.07

もうひとつの次世代自動車

Motor Journalist 中田 和夫

「FCV」と「自動運転」による次世代自動車の対極にある、「化石燃料」あるいは「ハイブリッドシステム」を使用し、あらゆる「運転支援」をより高度にした自動車もある種、次世代自動車ろ言えるのではないでしょうか。
先日発表された「スープラ」がこれに相当?近い?クルマと考えられます。
スポーツカーと言うと、どことなく荒々しいイメージを持ちますが、ダイナミックにクルマを走らせる上で、ドライバーには繊細な感性と緻密なコントロールが求められます。
これを高度な「運転支援」によって実現することは可能と言われています。
それは、ドライバーの意思を押さえ込む、何らかの制御を働かせることではなく、ドライバーの意思を重視尊重し、ドライバーの意思を安全に実現させる「運転支援」を言います。
これによって自動車の持つ能力「利便性」と「趣味性」のバランスを「趣味性」の側に振った、クルマを操る楽しみを重視することと言えましょう。
こうした高度なテクノロジーを超えた、ドライバーが満足するクルマの有りようも次世代の自動車と言えるのではないでしょうか?

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